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IP44の実力を徹底検証!全天候型ドローンAtlas®PROの過酷環境下での飛行実績

悪天候でも安定飛行!災害現場やインフラ点検に最適なドローン「Atlas®PRO」の性能を、実際の飛行映像と共に詳しく解説します。

「全天候型ドローン」と謳う製品は数多く存在しますが、本当に悪天候下で安定した飛行が可能なのでしょうか? Atlas®PROは、2021年の日本上陸以降、様々な気象条件下での飛行実績を積み重ねてきました。 今回は、その実力を「寒冷」「降雪」「降雨」「高温・強風」の4つの条件に分けてご紹介します。「Atlas®PRO」がどのようにして悪天候に対応し、安定した飛行を実現しているのか、ぜひご覧ください。

 

 

氷点下でも安定飛行!寒冷地での運用も安心                                  

▲女神湖氷上レースを上空から撮影した映像

 

2022年1月、長野県北佐久郡の女神湖で撮影された映像です。気温は氷点下1℃、湖面は凍りつくほどの寒さですが、Atlas®PROは安定した飛行を続け、美しい氷上レースの様子を捉えています。

 

気になるのはバッテリーの性能ですが、Atlas®PROは-20℃という低温下でも安定した飛行を実現しています。 動画で使用したDJI機は、気温が低すぎたため通常の半分程度の飛行時間しかありませんでした。一方Atlas®PROは31分飛行を続け、バッテリー残量7%で着陸しました。これを可能にしたのは、Atlas®PROに搭載されたバッテリーの自動加熱機能によるものです。バッテリーの温度が低い場合は、離陸後1~2分間ホバリングし、自動でバッテリーを温めます。この機能により、低温下でも安定した飛行時間を確保できるため、寒冷地での運用も安心です。

 

降雪の中でも安定飛行!災害現場での活用に期待                                  

▲降雪の中飛行しているAtlas®PROが撮影した映像

 

2022年2月、宮城県大郷町で撮影された降雪時のAtlas®PROのカメラ映像です。風速3~5m/sの中、AtlasPROは安定したホバリングを行い、周囲を監視しています。

 

Atlas®PROは動作温度-20℃~+55℃と、寒さに強い設計となっています。この強靭な性能が評価され、ノルウェーの山岳救助隊でも採用されています。災害現場など、厳しい環境下での運用にも耐えうる性能を持つAtlas®PROは、人命救助や被害状況の把握に貢献できるポテンシャルを秘めています。

 

雨天でもクリアな映像!インフラ点検にも最適                                   

▲雨が降っている中でのAtlas®PRO飛行映像

 

2022年2月、千葉県木更津市で撮影された映像です。 雨の中、Atlas®PROは安定した飛行を続け、鮮明な映像を撮影しています。

 

AtlasPROはドローン本体、コントローラ、カメラ全てが防塵・防水設計となっており、IP等級44の認証を取得しています。メーカーも、10 mm/hの降雨量の中で4時間の飛行テストや、機体とコントローラに塩水を6時間かける耐久テストを独自に行っています。この高い耐水性能により、雨天時でも安心して飛行でき、インフラ点検などの用途にも最適です。

 

高温・強風にも対応!様々な環境で活躍                                   

▲強風の中、AtlasPROが離陸し撮影した映像

 

2022年8月、千葉県木更津市での高温・強風時のAtlas®PROのカメラ映像です。地上風速6 m/s、気温32℃という厳しい条件下でも、Atlas®PROは安定した飛行を実現しています。

 

この日の風速は上空では10 m/sに達していたと推測されますが、Atlas®PROは風の影響を受けずに、スムーズな飛行と安定した撮影を実現しています。また、赤外線カメラで撮影された映像では、木々が50℃を超える高温になっている様子が確認できます。 このように、高温下でもバッテリー性能に影響が出にくいのもAtlas®PROの強みです。

 

まとめ                                  

いかがでしたでしょうか? Atlas®PROは、寒冷、降雪、降雨、高温・強風など、様々な気象条件下で安定した飛行を実現する、まさに「全天候型ドローン」といえるでしょう。 災害発生時やインフラ点検など、あらゆる場面で活躍が期待できます。

 

Atlas®PROにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

待望の日本語バージョン登場!Atlas®PROアプリの最新情報

2021年に運用を開始して、製造元であるAtlas Aerospace社との信頼を築いてきたWINGGATEとクリアパルス社。Atlas®PROの機能や特徴を知り尽くした2社が翻訳に全面協力し、ついに日本語バージョンが正式にリリースされました!

 

日本語対応GCSアプリの開発背景                                  

2028年度には9000億円にものぼるとされるドローン市場。市場が大きくなるにつれ、様々な業界からのニーズが急増しているように感じます。また、ドローン熟練操縦者でも英語表記によって若干の理解の相違や対応にタイムラグが生じてしまうことも。
このような背景から、誰もが容易に素早く操作できるように日本語対応のGCSアプリの開発に着手しました。

 

日本語対応GCSアプリについて                                  

GCS(Grand Control Station)とは、地上にてAtlas®PROを遠隔操作する地上管制局のことです。ラトビアに本社を構えるAtlas Aerospace社が製造しているGCS(Atlas®STATION)のアプリは英語対応のみでした。

▲英語対応のGCS

そこで、2021年よりAtlas®PROの運用を開始し、Atlas Aerospace社と信頼関係を築いてきたWINGGATEとクリアパルス社が翻訳に全面協力。本来のGCSが持つ機能は変わらずそのままに、日本語対応のGCSアプリがリリースされました。

主な特徴:直感的でわかりやすいユーザーインターフェース                                  

1)見やすい

 


▲英語表記

 


▲日本語表記

こちらはミッション飛行をしている実際の画像です。数値が表す単位やコマンドが日本語で表記されている為、ドローンの操縦に慣れていない方も容易に操作できます。

2)設定がしやすい


▲英語表記


▲日本語表記

飛行させる事前準備のセッティングや、メッシュネットワーク、ターゲットトラッキング等を使用する場合はオペレーターが設定を行います。これらの機能もすべて日本語に対応しているので、詳細な設定を直感的に行うことができます。

 

3)警告文を理解しやすい


▲英語表記

 


▲日本語表記

飛行中、バッテリーの低下や通信エラーが起きた場合は警告文が表示されます。見慣れない警告文も日本語で表示されるので、慌てずに対応することができます。

今後の展望                                  

2021年にAtlas®PROが上陸して以来、日本に合う形での運用を目指し行ってきたWINGGATEとクリアパルス社。
今後はより一層、各社のご要望に沿うよう頑張って参りたいと思います!

 

■日本語対応のGCSをご検討の方は、こちらよりお問合せください。
https://winggate.co.jp/atlas/atlas-contact

   

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 

また、昨年は格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。本年も、航空宇宙分野の研究開発と世の中がつながる手助けができるよう努めて参りますので、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

令和7年 元旦

【開催レポート】ドローン自動化デモンストレーションIN KAWACHI

2024年11月28日から29日の2日間にわたり開催された「ドローン自動化デモンストレーション」。昨年度に続き革新的なドローンポートが集結し、それぞれの特徴や強みが存分に発揮されたデモンストレーションとなりました。

3回目の出展となるAtlas®PROとAtlas®NEST®は、自動ミッション飛行や全自動離着陸・バッテリー交換に加え、公開デモ初となる「物体検知・追尾機能」を実演。(記事下、追尾のカメラ映像あり)

さらに今まで以上に安全な飛行を目指しウェザーステーションの導入を開始。デモンストレーションの様子と合わせてご紹介いたします。

バッテリー交換式か充電式か                                  

デモンストレーションでひときわ注目を浴びたのは、24時間運用を可能にするバッテリー交換の様子でした。


▲バッテリー交換を実演

通常はポートが閉まっている状態でバッテリー交換が行われます。デモンストレーションでは皆様にご覧いただくためにポートを開けた状態で行いました。


▲ポート内にはフル充電されたバッテリーが3本格納されている


▲交換にかかる時間はわずか3分

ポート内のアームが機体のバッテリーを取り外し、フル充電のバッテリーを装着した後は、自動で離陸しミッション飛行に戻ります。その自動化の高さに驚かれてる印象を受けました。

 

夜間着陸を可能にする着陸方式                                  

当日は快晴でしたが、日が落ちるのが早くなったためAtlas®PROが飛行する時間帯は薄暗くなっていました。


▲夕暮れ時、指定ルートを自動飛行している様子

Atlas®NEST®の場合、内蔵されたGPSで位置情報を確認し、ポートのプラットフォームに設置された赤外線ビーコンをAtlas®PROが捕捉して着陸します。

それにより視界がはっきりとしない時でも正確に着陸することができます。


▲ポートに設置されている赤外線ビーコン


▲赤外線ビーコンをキャッチし、ポート(画面下部)に着陸


▲着陸後のポート内。しっかりと格納されている

AIによる物体検知・自動追尾機能                                  

機能のご紹介は以前しましたが(https://winggate.co.jp/255)、公開デモでは初めてとなるこちらの機能。GCSの左下にある『青い車のマーク』を押すと物体検知を開始。人や車を検知すると赤枠で囲われます。追尾対象をタップすると、赤枠から緑枠に変わり、画面中央に対象が来るように追尾します。

 

施設警備や救助活動等で使用されることを想定し、デモンストレーションでは「人」を検知・追尾しました。

▲Atlas®PROカメラ映像

オペレーターが操作しなくても、Atlas®チームのメンバーが縦横に走る様子をカメラが自動でしっかりと追いかけています。

さらなる安全な飛行を求めて                                  


▲導入を開始したウェザーステーション

今まで以上に安全な飛行を目指し、ウェザーステーションの導入を開始しました。気象台情報と併せて局地的なデータを観測することで、長期的な天候予測や飛行場所の状況に合わせて様々なミッションに対応できるようになります。

将来的にはウェザーステーションの情報とAtlas®NEST®のシステムが連携し、離着陸の判断ができるようになります。

 

革新的なドローンポートが集結し刺激を受けた2日間。まだまだ未知数のドローンポートの可能性を探るべく、これからも尽力して参りたいと思います。

 

 

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\お問い合わせはこちらから/

https://winggate.co.jp/atlas/atlas-contact

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【デモンストレーション情報】革新的なドローン技術を体験できる特別イベントに出展!

昨年度大盛況だった「ドローン自動化デモンストレーション」の2024年度開催が決定いたしました!弊社は開催協力企業としてAtlas®PRO及びAtlas®NEST®を出展し、ドローンポートからの自動離着陸や飛行デモンストレーションを行います。

 

■日時
11月28日(木) Premium Day(ご招待者限定)
11月29日(金)  Open Day(一般公開)
10:00~16:00 ※雨天決行

 

■会場
ドローンフィールドKAWACHI
(〒300-1403 茨城県稲敷郡河内町金江津7501−2)

 

■参加費
入場無料 ※要事前申込

 

■当日スケジュール
Atlas®PROおよびAtlas®NEST®のデモンストレーションは両日とも2回ずつ行います。
・1回目 12:15~12:45
・2回目 15:30~16:00

 

その他の出展企業様を含む全体スケジュールは以下の表をご参照ください。

参加のお申込みをいただいた方には、前日までに担当営業より集合時間と集合場所をご案内いたします。

 

■参加申し込み方法
下記URLより事前申込をお願いいたします。
https://dfk2024.peatix.com/

※人数が多い場合は抽選になることがあります。
※11月28日(木)Premium Dayに参加をご希望の方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。

 

■アクセス
ドローンフィールドKAWACHI
(〒300-1403 茨城県稲敷郡河内町金江津7501−2)

◎JR成田線滑河駅から徒歩 約30分(タクシー 約5分)
◎屋外駐車場あり

 

■お問い合わせ先
会社名:株式会社アイ・ロボティクス
担当 :我田 友史(わがた ともし)
メール:info@irobotics.co.jp

 

自律航行、目視外飛行、自動化ソリューションを含む最新のドローン技術のデモンストレーションを直接ご覧いただける貴重な機会です!

皆様のお越しをお待ちしております。

 

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\過去のドローンポート説明会の様子はこちらから/

https://winggate.co.jp/282

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ドローンの24時間無人運用を可能とするドローンポート「AtlasNEST」

ドローンの発展と共に開発が進められているドローンポート。

 

ドローンポートは離着陸地を意味することも多いですが、「AtlasNEST」は離着陸だけではなく、自動でバッテリー交換ができる機能も兼ね備えています。

 

AtlasNESTを使用することで、24時間365日休まずAtlasPROを飛行し続けること可能となりました。その理由をご紹介いたします!

場所を選ばない、人を選ばないドローンポート。                                  

AtlasNESTに特別な組み立ては必要なく、開梱してすぐに使用できます。

 

起動に必要なのは、電源ソケット、中継機、操作用PCのみ。ポータブル電源があれば、山の中でも簡単に使用することができます。本体は2人で運ぶことが可能で、ワンボックスカー1台でどこへでも移動できます。

 

耐熱温度は-40℃~+55℃。雪深い山も暑い夏でも問題ありません。IP53設計なので雨の日の飛行ももちろん可能です。

時間無人運用を可能とする理由①:全自動離着陸                                  

▼AtlasPROがAtlasNESTに自動で離着陸する様子

 

AtlasNESTを設置した後、無線でAtlasPROとの接続を確認します。

 

AtlasSTATION(GCS)上でフライトプランを作成後、操縦者がスタートボタンを押すと、扉が開き機体が飛び立ちます。あらかじめ指定していたフライトプラン通りに飛行すると、離陸と同じところに着陸し機体がドローンポートの中に格納されます。

 

その間、操縦者が手を動かす素振りは見られませでした。

時間無人運用を可能とする理由②自動バッテリー交換                                  

▼AtlasPROに使用するバッテリー

AtlasNESTでバッテリーが交換され離陸するまでに要する時間は、わずか3分。
その間、バッテリーを手動で取り外すなどの作業は必要ありません。

 

4つのバッテリーがポート内に内蔵されており、飛行中に残量の減ったバッテリーは充電され、機体がポートに格納されるとフル充電されたバッテリーに自動で交換されるからです。

 

▼全自動バッテリー交換について(動画あり)

https://winggate.co.jp/239

24時間無人運用を可能とする理由③Bult-inランディングシステム                                  

AtlasPROがAtlasNESTに着陸するときは、一般的なドローンポートのようにカメラでマーカー(着陸用の2次元の模様)を読み取るのではなく、Built-inされたGPS受信機と赤外線ビーコンを使用します。

 

これにより昼夜問わず着陸システムが機能するため、24時間いつでも離着陸することができます。

バッテリー低下を感知すると、自動でドローンポートに帰還しバッテリー交換を行います。
交換が完了すると自動で離陸し、あらかじめ指定された飛行ルートに戻ります。

 

また、専用のアプリケーションを使用すれば、遠隔地でもスマートフォン等のデバイスでリアルタイムにカメラの映像を確認することができます。

 

防災・警備に強いAtlasPROと、24時間無人運用を可能とするドローンポートAtlatNEST。
これら2つを合わせて使用することで、沿岸の警備や工場・基地の監視など、益々活躍の幅が広がること間違いなしです。

 

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\AtlatNEST導入ご検討の方はこちらから/

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<最新情報!>新GCS「AtlasULTRA」とは?-AtlasAerospace社訪問レポート第3弾-

5月上旬、弊社AtlasチームはAtlasPROを製造するラトビアのAtlasAerospace社を訪れ、情報交換を行いました。
その第3弾となる今回の訪問レポートでは、いよいよ新GCS「AtlasULTRA」についてお届けいたします!!

 

訪問レポート第1弾:AtlasPROを開発・製造する「Atlas Aerospace社」

訪問レポート第2弾:ラトビア製ドローンAtlasPROの安全性の秘密に迫る!

無限のミッションを可能にする「AtlasULTRA」                                  

AtlasULTRA(アトラス・ウルトラ)は、AtlasPRO(アトラス・プロ/ドローン)をはじめとする無人機システムをまとめて制御できるタブレット型のコントローラ(地上局)です。

複数のドローンを離陸させたり、地上ロボットを制御したり、ドローンポートを操作したりするのに、それぞれ別々のGCS(地上局)を用意する必要がありません。これらすべてをたった1台の「AtlasULTRA」でコントロールすることができます。

 

ウクライナ軍のフィードバックを受けて採用された機能が満載                                  

AtlasULTRAは、Atlasシステムを活用するウクライナ軍のフィードバックを受けながら改良されたそうです。

タッチスクリーンは従来の11インチから7インチに縮小され、さらにコンパクトな運用が可能になりました。輝度は従来の4倍になったため、明るい場所でもスクリーンが見やすくなっています。

操作面では、オペレーターに警告を知らせるためのバイブレーションも備わった「4Dジョイスティック」が採用されています。グローブをつけて操縦する場面を想定し、キルスイッチも表面に追加。スクリーン上の様々な機能ボタンも左右の手でGCSを握りながら届く範囲に配置されたそうです。

特徴的なのが、AtlasPROのみならず、メッシュネットワークで接続されたドローンポートAtlasNESTや無人車両AtlasROVER、有線給電のドローンAtlasTETHERなど、異なる無人機材をこのAtlasULTRA 1台で制御できるようになることです。

アプリは未公開ですが、サードパーティーにも対応できるソフトウェアとのこと。公開が楽しみですね。

3つのGCS 「STATION/ PRO/ ULTRA」:スペックの比較                                  

これまでにリリースされた2つのGCS「AtlasSTATION」「AtlasSTATION PRO」と、2024年リリース予定のAtlasULTRAを比較しました。コンパクトながら、過酷な環境でも使いやすいように改良されているようです。

 

AtlasSTATION AtlasSTATION PRO AtlasULTRA
発売年 2017年
※初期モデル
2021年 2024年(予定)
寸法 287.2 x 230.6 x 35.9 mm 340.4 x 235.6 x 55 mm 未公開
重さ 1734 g 2010 g 未公開
タッチスクリーン 11インチ 11インチ 7インチ
最大伝送距離 10km
周波数 2.2 – 2.7 GHz
エンクリプション AES 256-bit
バッテリー 5時間
IP等級 IP44 IP44 IP65
操作 タッチパネル ジョイスティック&タッチパネル ジョイスティック&タッチパネル
対応台数 5台

実際の使用感                                  

▼AtlasULTRA

AtlasAerospace社を訪問し、実際に製品に触れて感じたのは、さらにコンパクトな運用が可能になったということです。

なぜそのように感じたのか、理由として以下のことが考えられました。

 

  • スクリーンが11インチから7インチに縮小され、両手を大きく動かさなくても操作が容易になった
  • スクリーンの輝度が従来の4倍(2000 nits)になり、屋外でもより見やすくなった
  • グローブをつけた状態でも動かせるようにスイッチを配置。ソフトウェアも見やすく改善された
  • 3Dアンテナが内部に配置され、さらにスクリーンに強化ガラスを使用したことで壊れにくくなった

 

ウクライナ軍の現場のフィードバックを経て、よりオペレーターが使いやすいように改良された「AtlasULTRA」。

リリースされましたらメールマガジンにていち早くお届けいたします。どうぞお楽しみに!!

 

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ラトビア製ドローンAtlasPROの安全性の秘密に迫る!―AtlasAerospace社訪問レポート第2弾

5月上旬、弊社AtlasチームはAtlasPROを製造するラトビアのAtlasAerospace社を訪れ、情報交換を行いました。

訪問レポート第1弾では、『ラトビアとは?ドローン開発が活発な理由』をお届けしました。第2弾となる今回は『AtlasPROの安全性の秘密』に迫りたいと思います!

NATO諸国でも活用されているAtlasPRO                                  

AtlasAerospace社のショールームには、これまでに開発されたドローンやドローンポートの模型が展示されていました。

 

ショールームの壁には、AtlasPROドローンが導入された場所のミリタリーワッペンがずらり。
よく見るとオランダ、ルクセンブルク、NATOといった文字があります。

 


(ショールームに展示してあったミリタリーワッペン)

サイバーセキュリティに厳しいNATO各国の軍でもAtlasPROが運用されていることは、ドローンに対する信頼の証といえるでしょう。

 

ラトビアは2004年にNATOに加盟していますが、Atlasが選ばれたのはラトビアで製造されたことだけが理由ではないようです。
なぜここまでAtlasは使用されているのでしょうか。その秘密を探りました。

 

理由① AES 256暗号化機能                                  

AtlasPROで撮影したデータはAES 256方式で暗号化して保存することができます。暗号化されたデータを読み込むにはAtlasSTATION(地上局/コントローラ)からパスワードを入力しなければなりません。

 

そのため、万が一機体を失っても、カメラのSDカードから情報漏洩することはありません。
機密情報を扱うNATO各国軍などのドローンには必須の機能となっています。

理由② 周波数ホッピング機能                                  

AtlasPRO には「周波数ホッピング」という機能が備わっています。
各国で電子戦が活発化する中で、電波妨害に対抗するためのしくみです。

 

この機能を使うと、周波数をスキャンして妨害範囲を検出し、空いている周波数に自動的にジャンプします。
そのため、電波妨害を受けることなくミッションを続けることができます。

 

実際にウクライナ軍でも「強力な電波妨害機にも対抗できる唯一のドローン」として重宝されているようです。

 

理由③ リレー通信機能                                 

中継器「AtlasRELAY」を使用することで、「リレー通信」という機能を使うことができます。
通常AtlasPRO(機体)とAtlasSTATION(地上局/コントローラ)の最大伝送距離は10kmですが、この機能を使うと16kmに範囲が拡大されます。

 

しかし、「リレー通信機能」の良さはそれだけではありません。

 

AtlasRELAYの置く場所を工夫することで、障壁の反対側、車両の中、家屋の中など、AtlasPROを目視できない場所からでも安定して操縦することが可能になります。

 

防衛分野では、敵対する相手から操縦者の位置が特定されないため、安全に運用することができるようです。

このように、ドローンが取得する情報を強固に守り、さらに操縦者の安全も確保する機能を備えるAtlasPROは、警備や災害現場確認など多様な場面でその実力を発揮しています。

 

次回以降では、AtlasPROの実際の運用事例や新製品についてお届けしたいと思います。
どうぞお楽しみに!

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AtlasPROを開発・製造する「Atlas Aerospace社」、訪問レポート第1弾!

5月上旬、AtlasPROを開発・製造するラトビアの「Atlas Aerospace社」を訪問し、情報交換を行いました。その訪問レポート第1弾として、『ラトビアとは?ドローン開発が活発な理由』をお届けいたします!

▼Atlas Aerospace本社前

(写真中央:WINGGATE代表扇氏)

2022年10月にAtlas Aerospace社のトレーニングチームが訪日して以来、実に1年半ぶりの対面での情報交換となりました。

▼Atlas Aerospace製造エリア前

製造エリアには、月に300機以上生産されるAtlasPROのほか、新製品が多数並んでいました。

ラトビアの基本情報                                  


  

 

▼首都リガと街の中心を流れるダウガヴァ川

バルト三国の真ん中に位置するラトビア。

街中にある美しいアールヌーボー建築群やバルト最大の教会リガ大聖堂は道行く人々を魅了します。一方で国土の40%以上が森林に覆われ約4,000もの湖が点在しているこの国では、都市部を離れるとありのままの自然を感じることができます。

ラトビアでドローン開発が活発な理由                          

実はドローン開発が活発なラトビア。AtlasPROの他、長距離・長時間のフライトを得意とする固定翼型無人航空機PenguinCや、最大200kgまで持ち上げられる巨大レスキュードローンなど、ラトビアで開発されたドローンの活躍の幅は多岐に渡ります。

なぜこのように多くのドローンが開発されているのでしょうか。実際に訪問し感じた事をお伝えします。

 

①航空法などの法規制が日本よりも寛大で開発がしやすいから

▼飛行試験の様子

(左側木の近くの赤丸がAltasPRO)

Atlas Aerospace社では、会社の目の前にある敷地で気軽に飛行試験を行っていました。ご覧の通り、人や車もたくさん通る場所です。日本では電波法に定められている「技術基準適合証明」や「無線局開設申請」のほか、航空法で機体登録や飛行について詳細にルール化されていますが、その点ラトビアは寛大な印象を受けました。
(※ラトビアにも法規制はあります。個人的な印象です。)

 

②フライトテストをしやすい広い土地があるから

ラトビアの国土は日本のおよそ6分の1の大きさにあたりますが、その98%が標高200m以下の平坦な地形であり、「山」や「丘」がなくどこまでも平らな地形が続いています。ラトビアの人々はフラット(平ら)なラトビアを「Flatvia」と揶揄するほどです。

 

③スタートアップを歓迎する土壌があるから

ラトビアに限らず、旧ソ連構成国出身の人々はソ連崩壊に伴って企業や団体が一瞬でなくなるのを目の当たりにした経験があります。古い概念にとらわれず新しいものを一から作ることに慣れているため、スタートアップ企業も歓迎される土壌があるように感じられます。

 

④語学に堪能な人が多く、ヨーロッパ中から優秀な人材を確保できるから

実際にAtlas Aerospace社に一歩踏み入れると、英語やロシア語といった母国語以外の言語が飛び交っていました。

 

ドローン開発が盛んとなる風土を兼ね備えていたといえるラトビア。次回、第二弾レポートでは、このような環境が生み出すラトビア製ドローンの安全性についてお届けいたします!

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【告知】ATLAS ECOSYSTEM~ドローンテクノロジーの世界に革命を起こす~

年々市場規模が拡大しているドローン産業。

2023年度における日本国内のドローンビジネス市場規模は前年比23.9%増の3854億円、2028年度は9000億円にものぼると予測されています。

(参照:https://research.impress.co.jp/topics/list/drone/685

さらにドローンの離着陸、充電を行うドローンポートが数多く誕生し、ドローンの活躍が益々期待されます。

一方で数多くの製品を使用することで複雑化する運用。
よりシンプルに、最速でミッションを達成するべく生み出された「ATLAS ECOSYSTEM」をご紹介いたします。

 

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「ATLAS ECOSYSTEM」とはAtlas MESHテクノロジーを介して相互に通信する、接続された製品のネットワークです。

 

最大の特徴は何といっても、たった1台のGCSで最大5台のデバイスを動作させることが出来ること。

1つのデバイスが別のデバイスの中継器となり、システム内で信号を送信することで、安定した通信と継続的なデータ送信を可能とします。
従来であれば、ドローン「AtlasPRO」の飛行により取得した座標を他のデバイスの飛行に利用する場合は、座標をそのデバイスを操作するGCSに指定し直す必要がありました。

 

しかし、「ALTAS ECOSYSTEM」を経由することで、1台のGCS上のワンタッチでデバイスを切り替え飛行させることが出来るようになります。
ALTAS ECOSYSTEMを用いて接続できるデバイスは、ドローンやドローンポート、ローバーやテザードローンなど多岐に渡ります。

 

1台のGCSで広がるドローンの未来。
弊社での運用が始まりましたらお知らせ致しますのでどうぞお楽しみに!

 

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