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一般社団法人Future for Kidsと年間協賛パートナーシップを締結

このたび株式会社WINGGATEは、一般社団法人Future for Kids様と年間協賛パートナーシップを結ぶことになりました。未来を担う子どもたちへ向けた想いを、相互に高め合いながら一緒に活動していきます。

Future for Kids様は、兵庫県明石・神戸を中心に活動する非営利団体。スポーツや親子イベント、不登校支援など、子どもたちの“今”と“未来”を一緒に育む多彩な取り組みを展開されています。

  • 親子で楽しめるスポーツ体験やプロ選手とのイベントを通じて、笑顔あふれる“つながる時間”を創出

  • 地域に根ざし、誰もが安心して子育てできる社会づくりを目指し、運動能力を育む独自プログラムや出張講座も実施

  • また、不登校支援に力を入れ、講演会や情報交換会など、課題を抱える子どもとその家族に寄り添った場を提供されています

私たちWINGGATEも、ICTやドローン・航空宇宙技術に基づくシステム開発を通じて、研究やアイデアを社会につなげる“扉”を開いていくことを目指しています。

このパートナーシップを機に、Future for Kids様と共に、子どもたちが輝く地域や、誰もが温かく見守れる社会づくりへ貢献し、「未来ある子どもたちのために」手を取り合い活動してまいります。

Future for Kids様の公式HPはこちら
https://futureforkids.jp/

まるで熟練パイロット!?Atlas®PRO次世代自動飛行

Atlas®GCSの自動飛行ミッション機能があれば、複雑な飛行経路も、面倒な操作もすべてドローンにお任せ。
ルート設定、高度調整、カメラの向きまで――まるで熟練パイロットが操縦しているかのような精密な飛行を全自動で実現します。

さらにAtlas®NEST®と連携すれば、離陸から着陸まですべて無人で完結。
本記事では、Atlas®PROを自動飛行させるGCS設定を詳細にご紹介いたします!

 

自動飛行ミッション機能とは                                 

 

自動飛行ミッション機能とは、事前に設定した経路を全自動で飛行する機能のこと。
ウェイポイントを1つ以上設定することで、Atlas®PROはそのポイントを順に自動で飛行します。

高度やPOI(ポイント・オブ・インタレスト)、ウェイポイントの座標、ホバリング時間など細かな設定が可能。
オペレーターが操縦しているような細かい動きまで自動で再現します。

さらにドローンポートAtlas®NEST®を活用すれば、離陸・着陸までも完全自動化できます。

自動飛行ミッション機能のメリット                                 

 1.作業効率の向上

経路を事前設定するだけで、ドローンが自動で飛行・撮影・データ取得。長時間や複雑な作業でも安定運用でき、広範囲の調査も省人化が可能です。

 

2.飛行の安全性・正確性の向上

高度・速度・停止時間を細かく設定でき、現場に最適な飛行が可能。Atlas®NEST®との連携で離着陸も自動化され、事故リスクを低減します。

 

3.業務の標準化・再現性の確保

ミッションを保存すれば、同じ経路を何度でも再現可能。経年比較や定点観測が容易になり、データの精度と信頼性が高まります。

 

【手順】自動飛行ミッション作成ガイド                                 

Atlas®PROのマニュアルに沿って自動飛行ミッションの作成を実際のGCS画像を用いてご紹介いたします!

(見やすいように地図は非表示にし、黒背景表示しています)

 

画面を1秒間長押しすると、ウェイポイントが作成されます。

Atlas®PROは指定したウェイポイントを順に自動で飛行します。

 

また、ミッションとして保存することで、毎回飛行経路を入力する手間がなくなり、すぐに呼び出して実行できます。

ウェイポイント作成時には以下の細かい設定も可能。オペレーターが操作している感覚に近い細やかな運用が実現します。

 

【ここまでできる!】詳細設定                                 

 

あらかじめ飛行前にGCS上で詳細な設定を行っておくことで、オペレーターに近い自動飛行が可能になります。
その機能の一部をご紹介いたします。

POI(ポイント・オブ・インタレスト):機体のカメラが向くポイントです。POI付きのウェイポイントに到達すると、次のPOIに到達するまで指定された方向を向き続け続けます。

 

 

 

新しい座標を入力:経度(LAT)/緯度(LNG)または15桁のMGRS座標を使用してPOIの正確な座標を入力できます。

 

 

ホバリングモード::任意のウェイポイントで事前に設定した時間だけ待機します。

 

ウェイポイント番号::飛行経路の順序を昇順で示します。

 

 

高度・速度設定:飛行高度と速度がウェイポイントごとに表示されます。横にスワイプするだけで簡単に変更できます。

 

 

ループ:ミッションをつなげてループにします。機体が最後のウェイポイントを通過したら最初のウェイポイントに戻ってミッションを繰り返します。

まとめ                                 

Atlas®GCSの「自動飛行ミッション機能」は、特別な知識がなくても簡単に設定・運用できる全自動飛行システムです。
こちらの記事では、実際に自動飛行ミッションでAtlas®PROが飛行している様子をご紹介しています。

Atlas®PRO×Atlas®NEST®-自動飛行ミッション(※飛行動画あり)

ご興味のある方は、どうぞご覧ください!

地形を“見える化”して衝突リスクゼロへ――Atlas®の標高マップ機能

山岳地帯や起伏の多い場所でのドローン飛行――。
標準の地図だけでは見えないリスクが潜んでいます。
地面の高低差に気づかないまま飛行し、ヒヤリとした経験はありませんか?

そんな課題を解決するのが、Atlas®PRO専用アプリの標高マップ機能です。
高度情報を”見える化”し、衝突リスクを未然に防ぐ。

これからのドローン運用に欠かせない、新たな安全対策をご紹介します。

 

標高マップ機能                                 

Atlas®PRO専用アプリAtlas® Appは、様々な形式の地図に対応しているため、オペレーターに合わせてカスタマイズできる優れものです。

山岳地帯など地上の起伏の激しい地域では「標高マップ」を活用することでより安全に飛行できます。

標高マップとは、対象エリアの標高(地面の高さ)を示す地図のことです。日本では、国土地理院が提供する「デジタル標高モデル(DEM)」のデータをGeoTIFF形式に変換して、Atlas®のアプリに取り込むことができます。

この標高データをもとに、Atlas® Appでは①対地高度と②海抜高度(MSL)の2種類の高度がウェイポイント(飛行ポイント)ごとに表示されます。

※MSL:Mean Sea Level=平均海水面

上の数字:対地高度 … ドローンの地上からの高さ
下の数字:海抜高度 … ウェイポイントの真下の地面の標高

 

標高マップのメリット                                 

 

  1. 衝突リスクの低減

山岳地帯や起伏の多い地域では、地上の標高が場所によって大きく異なります。

標高マップを利用すると地形に合わせた正確な飛行計画が立てられるので、衝突リスクの低減に役立ちます。

 

  1. 正確な高度設定での飛行

標高マップを使えば本来の地表からの高さを正確に把握できるため、あらかじめ指定した一定の高度でドローンを飛行させることができます。

 

 

(ドローン)との連携                                 

 

経路の高度解析

ウェイポイント間を直線で結び、飛行経路上のすべての標高を自動で解析します。


▲実際のGCS画面
 

■警告通知と表示

飛行計画が最低高度を下回る場合や衝突リスクがある場合は警告で通知します。該当箇所は赤いラインで表示します。


▲実際のGCS画面
 
安全確認が完了するまでミッション不可
問題が解消されるまで、新しいウェイポイント作成や飛行開始はできません。誤操作による危険な飛行を防止します。

 

 

まとめ                                 

 

Atlas®シリーズに標準装備されている「標高マップ」を活用すれば、地形に応じた正確な飛行計画を作成できるようになります。

ドローンとアプリの連携で、高度解析・警告表示・誤操作防止までフルサポート。
これまで把握しにくかった地形のリスクが「見える化」されることで、飛行の精度も安全性も大きく向上します。

ぜひこの機能をご体感ください。

 

全自動ドローンの安全運用を支える!Atlas®GCSのジオフェンス機能とは

ドローンの活用シーンが広がる今、運用時の安全確保はますます重要なテーマになっています。特に、Atlas®PROのような全自動ドローンは、人による操作を最小限に抑える分、より高度な安全対策が必要となります。

本記事では、Atlas®PRO専用のアプリケーションAtlas® Appのもつ『ジオフェンス機能』に焦点を当て、その仕組みやメリット、実際のGCS画面を用いた設定方法を詳しくご紹介いたします!

ジオフェンス機能(飛行可能空域)                                 

ジオフェンスとは、「Geo(地理)」と「Fence(柵)」を組み合わせた言葉で、地図上に仮想の境界線を設定する技術です。

身近なところでは、スマートフォンなどのデバイスが特定のエリアに出入りした時に、通知やアクションを行うために用いられています。Atlas®PROの場合、専用アプリと連携することで、事前に設定された境界線の外にドローンが飛行しないように制限することができます。

ジオフェンス機能のメリット                                 

ジオフェンス機能は、ドローン操縦の安全性向上に大きく貢献します。大きく2つのメリットがあります。

1.安全性の向上

ドローンが飛行してはいけないエリアを設定できるため、事故やトラブルを未然に防ぐことができます。例えば、人口密集地や重要なインフラ施設、航空機の航路などへの進入を防ぐことができます。

2. 操縦者の負担軽減

ジオフェンスは、操縦者がうっかり禁止区域に侵入することを防ぐ「安全ネット」の役割を果たします。飛行ルートや周辺環境に気を配る負担を軽減し、より安全にドローンを運用できます。

 

Atlas®PRO(ドローン)との連携                                 

Atlas®PRO専用アプリを使うと以下の動作が自動で行われます。

1. 自律ホバリング:フリーフライトモード中にジオフェンスの境界線に到達すると、機体はその場でホバリングします。これにより、ドローンが境界線を越えるのを防ぎます。

 

2. ウェイポイント制限:ジオフェンスの外にウェイポイントを作成しようとすると、画面上に警告が表示されます。ミッションはジオフェンスの境界線の中に作成する必要があります。

 

3.離陸制限:すでにミッションを作成している場合であっても、ジオフェンスを有効にしてその外にウェイポイントがある場合は離陸できません。これにより、誤って禁止区域に飛行するリスクを回避します。

 

【実際画像】ジオフェンスの設定方法                                 

それでは、実際のAltas®PRO専用アプリの画像を用いて設定方法をご紹介します。

アプリで設定できるジオフェンスは「半径」と「多角形」の2種類です。

 

●半径:離陸地点を中心に円を作り、機体が飛べる場所を制限します。

▲GCS画面:赤丸が半径のジオフェンス

 

[飛行可能領域]のメニューから[半径]を選んで[設定]を押します。

ジオフェンスの半径は10 mから10 kmまで設定できます。半径の大きさはスライダーを直感的に動かして調整できます。

 

●多角形:任意の形でジオフェンスを作成できます。


▲GCS画面:赤い四角が多角形のジオフェンス

 

[飛行可能領域]のメニューから[多角形]を選んで[設定]を押します。

ジオフェンスの消去、頂点の追加・編集、座標の確認も画面タップで簡単に行えるので、複雑な地形に沿った形のジオフェンスも作成できます。


▲GCS画面:多角形のジオフェンス編集モード(青い多角形を任意の形に編集可能)

 

まとめ                                 

ジオフェンス機能は、ドローン飛行における「見えない安全柵」として、操縦者とその周囲の安全を守る重要な役割を果たします。Atlas®PRO専用アプリを使えば誰でも簡単にジオフェンスを設定できます。

Atlas®PROの安全機能はこれだけではありません。引き続きご紹介いたしますので、どうぞお楽しみに!

ドローン導入の不安を解消!Atlas®PRO日本チームの充実サポートで安心スタート

 

「海外製のドローンを導入してみたいけど、使いこなせるか不安…」「日本語でのサポートがしっかりしているのか心配…」
そんな悩みをお持ちではありませんか?

 

近年、ドローンは様々な分野で活用が進んでおり、企業にとっても魅力的なツールとなっています。しかし、導入には技術的なハードルや運用面での課題も多く、特に海外製のドローン導入には不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、Atlas®PRO日本チームの充実したサポート体制について詳しくご紹介し、安心して導入を進めていただける理由を明らかにします!

1.徹底した品質管理                                 

Atlas®PROはラトビアのメーカーで製造され、日本ではクリアパルス株式会社が輸入代理店として工事設計認証・技術適合証明(技適)などを取得し、販売を行っています。


▲Atlas®PROの無線設備の工事設計認証と技適一覧

日本に入ってきたAtlas®PROは、関東近郊にある倉庫でひとつひとつ手作業による品質検査を受けます。破損や異常がないか、念入りに確認を行います。


▲日本に輸入されたAltas®PRO


▲ひとつひとつ不備がないか丁寧に確認します

 

GCS(Ground Control Station:地上局)には日本地図がプリインストールされ、動作確認を行います。これにより、ユーザーの皆さんは届いたその日からすぐに使用することができます。

2.専門スタッフによる充実したトレーニングプログラム                                 

 

Atlas®PROは、単に製品を提供するだけでなく、導入後のサポート体制も充実しています。
ドローンを初めて操縦する方でも安心して運用できるよう、5日間のトレーニングプログラムをご用意しています。

 

基礎から応用まで実務に役立つ内容が充実しているため、導入後すぐにAtlas®PROを運用できるスキルが身につきます。
そのトレーニングの一部をご紹介いたします!

 

トレーニングプログラム例:ドローンの構造と主要コンポーネント                                 

 

トレーニングは座学から始まり、その後飛行実習へと進みます。初めに、ドローンに関連する法令やAtlas®PROの構造を学びます。
説明書だけではつい読み飛ばしてしまうポイントをしっかりとトレーニングで学ぶことにより、実務で柔軟な対応ができるようになります。

例えば、Atlas®PROの主要コンポーネントであるカメラやバッテリー、モーターなどの役割や仕組みを理解することで、より安全にドローンを運用することができます。

 

トレーニングプログラム例:緊急時RTL対応                                 

RTL(Return to Launch:離陸地点に戻る)機能はデフォルトで装備されていますが、緊急時にオペレーターが即応できるよう、基礎トレーニングにしっかりと組み込まれています。

バッテリー低下時や通信遮断時のRTLの警告メッセージがそれぞれ異なることを理解し、冷静に対応できるようになります。

 

トレーニングプログラム例:手動操縦                                 

Atlas®PROは離陸から着陸まで全自動で行うことができます。しかし、必要に応じてオペレーターが手動で操縦するケースも想定されるため、手動操縦のトレーニングも欠かせません。
ここでは、ドローンの動きを感覚的に理解し、正確に操作する技術を習得することができます。

これらはトレーニング内容の一部に過ぎませんが、5日間のトレーニングを修了する頃には、安全に運用できるよう準備が整います。

 

3.困ったときに頼れる「技術サポートチーム」                                 

 

万が一、ドローンの使用中にトラブルが発生した場合でもご安心ください。Atlas®PROに日本チームには経験豊富な技術サポートスタッフがおり、迅速かつ丁寧な対応で問題を解決いたします。

24時間オンラインサポートや現地でのサポート体制など、ユーザーの皆さんに合わせて柔軟に対応いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。

 

まとめ                                

いかがだったでしょうか?

本記事ではAtlas®PROのサポート体制を詳しくご紹介しました。品質管理からトレーニングプログラム、技術サポートにいたるまで、Atlas®PROを安心して導入できる仕組みを整えています。

ドローン導入を検討されている方は、ぜひAtlas®PROをご検討ください。

【新製品リリース】次世代ドローン地上局「AtlasULTRA」ついに登場!

2024タブレット型コントローラ「AtlasULTRA」が、ついにリリースされました!
様々なユーザーからのフィードバックを反映し、操作性、ディスプレイ、機能性を大幅に向上させた次世代の地上局(GCS)が誕生しました。

本記事ではこのAtlasULTRAの魅力を詳しくご紹介いたします!

AtlasULTRAとは?                                  

AtlasULTRAは、Atlas®PRO(アトラス・プロ/ドローン)や他の無人機システムをまとめて操作できるタブレット型のコントローラ(地上局)です。

従来は、複数のドローンを離陸させたり、地上ロボットを制御したり、ドローンポートを操作したりするために、それぞれ別々のGCSが必要でした。

しかし、AtlasULTRAなら、たった1台でこれらすべてをコントロールできます。

 

製品仕様・性能                                 

従来品であるAtlasSTATIONとAtlasULTRAの仕様の違いを以下の表にまとめました。AtlasULTRAのディスプレイは従来品の11インチから7インチに縮小され、軽量・小型化しました。また、IP等級は従来品のIP44からIP65となり、より耐久性が高くなりました。

 

①優れた性能と耐久性                                 

  • 頑丈な構造: 衝撃に強い樹脂素材を採用し、動作温度は-20°Cから +55°Cまで対応。厳しい環境でも問題なく使えます。

 

  • 全天候型: IP65規格に準拠した防水・防塵性能により、雨や埃の中でもさらに安定した動作を実現します。

  • 長時間の飛行: 84Whの大容量スマートバッテリーを搭載し、処理負荷が高い場合でも最大4時間の飛行時間を実現。さらに、背面の拡張バッテリー モジュールを使うと、飛行時間が最大 8 時間に延長されます。

 

  • 高速充電: 55分でフル充電できるので、長時間の操作でも安心です。

 

  • 冷却システム: 3つのファンによる効率的な冷却で、長時間飛行でも安定した性能を維持します。

 

 

②直感的な操作性                                 

 

  • 高輝度タッチスクリーン:タッチスクリーンの大きさは11インチから7インチにサイズダウン。輝度は従来の4倍も明るい2000ニットにアップしました。反射防止コーティングが施されているので、太陽光の下でも見やすくなりました。

 

  • 人間工学に基づいた設計: 進化したサムスティックやホイール、ユーザーがカスタマイズ可能な10個のクイックアクセスボタンを搭載。親指の届く範囲ですべての機能にアクセスできるので、複雑なミッションにも即座に対応できます。

 

  • ステータス表示の追加: タブレット上部に有機ELディスプレイが新たに追加。バッテリー残量や信号強度などの重要な情報が一目で確認できます。

③拡張機能                                 

  • アクセサリーベイ:背面のアクセサリーベイに、追加バッテリーパックやサードパーティー製品の通信モジュールなどを手軽に拡張できます。

 

  • 外部アンテナ: 外部アンテナを接続して動作範囲を広げることができます。

 

  • 大容量ストレージ:256GBの内蔵ストレージと最大2TBのメモリーカードに大量のデータを保存可能。データの暗号化や安全な消去機能も備えているので安心して使えます。

 

  • アクセサリ接続: HDMI、USB-C、USB-A、SIM/SDカード用トレイなど、様々なアクセサリを追加できるI/Oポートが内蔵されています。

 

まとめ                                 

AtlasULTRAは、これまでのAtlasGCSシリーズの集大成といえる製品です。
小型・軽量化を実現しながら、性能と使いやすさを大幅に向上させ、ドローン操作の未来を大きく変える可能性を秘めています。

ご興味のある方はぜひお問合せください。

 

IP44の実力を徹底検証!全天候型ドローンAtlas®PROの過酷環境下での飛行実績

悪天候でも安定飛行!災害現場やインフラ点検に最適なドローン「Atlas®PRO」の性能を、実際の飛行映像と共に詳しく解説します。

「全天候型ドローン」と謳う製品は数多く存在しますが、本当に悪天候下で安定した飛行が可能なのでしょうか? Atlas®PROは、2021年の日本上陸以降、様々な気象条件下での飛行実績を積み重ねてきました。 今回は、その実力を「寒冷」「降雪」「降雨」「高温・強風」の4つの条件に分けてご紹介します。「Atlas®PRO」がどのようにして悪天候に対応し、安定した飛行を実現しているのか、ぜひご覧ください。

 

 

氷点下でも安定飛行!寒冷地での運用も安心                                  

▲女神湖氷上レースを上空から撮影した映像

 

2022年1月、長野県北佐久郡の女神湖で撮影された映像です。気温は氷点下1℃、湖面は凍りつくほどの寒さですが、Atlas®PROは安定した飛行を続け、美しい氷上レースの様子を捉えています。

 

気になるのはバッテリーの性能ですが、Atlas®PROは-20℃という低温下でも安定した飛行を実現しています。 動画で使用したDJI機は、気温が低すぎたため通常の半分程度の飛行時間しかありませんでした。一方Atlas®PROは31分飛行を続け、バッテリー残量7%で着陸しました。これを可能にしたのは、Atlas®PROに搭載されたバッテリーの自動加熱機能によるものです。バッテリーの温度が低い場合は、離陸後1~2分間ホバリングし、自動でバッテリーを温めます。この機能により、低温下でも安定した飛行時間を確保できるため、寒冷地での運用も安心です。

 

降雪の中でも安定飛行!災害現場での活用に期待                                  

▲降雪の中飛行しているAtlas®PROが撮影した映像

 

2022年2月、宮城県大郷町で撮影された降雪時のAtlas®PROのカメラ映像です。風速3~5m/sの中、AtlasPROは安定したホバリングを行い、周囲を監視しています。

 

Atlas®PROは動作温度-20℃~+55℃と、寒さに強い設計となっています。この強靭な性能が評価され、ノルウェーの山岳救助隊でも採用されています。災害現場など、厳しい環境下での運用にも耐えうる性能を持つAtlas®PROは、人命救助や被害状況の把握に貢献できるポテンシャルを秘めています。

 

雨天でもクリアな映像!インフラ点検にも最適                                   

▲雨が降っている中でのAtlas®PRO飛行映像

 

2022年2月、千葉県木更津市で撮影された映像です。 雨の中、Atlas®PROは安定した飛行を続け、鮮明な映像を撮影しています。

 

AtlasPROはドローン本体、コントローラ、カメラ全てが防塵・防水設計となっており、IP等級44の認証を取得しています。メーカーも、10 mm/hの降雨量の中で4時間の飛行テストや、機体とコントローラに塩水を6時間かける耐久テストを独自に行っています。この高い耐水性能により、雨天時でも安心して飛行でき、インフラ点検などの用途にも最適です。

 

高温・強風にも対応!様々な環境で活躍                                   

▲強風の中、AtlasPROが離陸し撮影した映像

 

2022年8月、千葉県木更津市での高温・強風時のAtlas®PROのカメラ映像です。地上風速6 m/s、気温32℃という厳しい条件下でも、Atlas®PROは安定した飛行を実現しています。

 

この日の風速は上空では10 m/sに達していたと推測されますが、Atlas®PROは風の影響を受けずに、スムーズな飛行と安定した撮影を実現しています。また、赤外線カメラで撮影された映像では、木々が50℃を超える高温になっている様子が確認できます。 このように、高温下でもバッテリー性能に影響が出にくいのもAtlas®PROの強みです。

 

まとめ                                  

いかがでしたでしょうか? Atlas®PROは、寒冷、降雪、降雨、高温・強風など、様々な気象条件下で安定した飛行を実現する、まさに「全天候型ドローン」といえるでしょう。 災害発生時やインフラ点検など、あらゆる場面で活躍が期待できます。

 

Atlas®PROにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

待望の日本語バージョン登場!Atlas®PROアプリの最新情報

2021年に運用を開始して、製造元であるAtlas Aerospace社との信頼を築いてきたWINGGATEとクリアパルス社。Atlas®PROの機能や特徴を知り尽くした2社が翻訳に全面協力し、ついに日本語バージョンが正式にリリースされました!

 

日本語対応GCSアプリの開発背景                                  

2028年度には9000億円にものぼるとされるドローン市場。市場が大きくなるにつれ、様々な業界からのニーズが急増しているように感じます。また、ドローン熟練操縦者でも英語表記によって若干の理解の相違や対応にタイムラグが生じてしまうことも。
このような背景から、誰もが容易に素早く操作できるように日本語対応のGCSアプリの開発に着手しました。

 

日本語対応GCSアプリについて                                  

GCS(Grand Control Station)とは、地上にてAtlas®PROを遠隔操作する地上管制局のことです。ラトビアに本社を構えるAtlas Aerospace社が製造しているGCS(Atlas®STATION)のアプリは英語対応のみでした。

▲英語対応のGCS

そこで、2021年よりAtlas®PROの運用を開始し、Atlas Aerospace社と信頼関係を築いてきたWINGGATEとクリアパルス社が翻訳に全面協力。本来のGCSが持つ機能は変わらずそのままに、日本語対応のGCSアプリがリリースされました。

主な特徴:直感的でわかりやすいユーザーインターフェース                                  

1)見やすい

 


▲英語表記

 


▲日本語表記

こちらはミッション飛行をしている実際の画像です。数値が表す単位やコマンドが日本語で表記されている為、ドローンの操縦に慣れていない方も容易に操作できます。

2)設定がしやすい


▲英語表記


▲日本語表記

飛行させる事前準備のセッティングや、メッシュネットワーク、ターゲットトラッキング等を使用する場合はオペレーターが設定を行います。これらの機能もすべて日本語に対応しているので、詳細な設定を直感的に行うことができます。

 

3)警告文を理解しやすい


▲英語表記

 


▲日本語表記

飛行中、バッテリーの低下や通信エラーが起きた場合は警告文が表示されます。見慣れない警告文も日本語で表示されるので、慌てずに対応することができます。

今後の展望                                  

2021年にAtlas®PROが上陸して以来、日本に合う形での運用を目指し行ってきたWINGGATEとクリアパルス社。
今後はより一層、各社のご要望に沿うよう頑張って参りたいと思います!

 

■日本語対応のGCSをご検討の方は、こちらよりお問合せください。
https://winggate.co.jp/atlas/atlas-contact

   

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 

また、昨年は格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。本年も、航空宇宙分野の研究開発と世の中がつながる手助けができるよう努めて参りますので、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

令和7年 元旦

【開催レポート】ドローン自動化デモンストレーションIN KAWACHI

2024年11月28日から29日の2日間にわたり開催された「ドローン自動化デモンストレーション」。昨年度に続き革新的なドローンポートが集結し、それぞれの特徴や強みが存分に発揮されたデモンストレーションとなりました。

3回目の出展となるAtlas®PROとAtlas®NEST®は、自動ミッション飛行や全自動離着陸・バッテリー交換に加え、公開デモ初となる「物体検知・追尾機能」を実演。(記事下、追尾のカメラ映像あり)

さらに今まで以上に安全な飛行を目指しウェザーステーションの導入を開始。デモンストレーションの様子と合わせてご紹介いたします。

バッテリー交換式か充電式か                                  

デモンストレーションでひときわ注目を浴びたのは、24時間運用を可能にするバッテリー交換の様子でした。


▲バッテリー交換を実演

通常はポートが閉まっている状態でバッテリー交換が行われます。デモンストレーションでは皆様にご覧いただくためにポートを開けた状態で行いました。


▲ポート内にはフル充電されたバッテリーが3本格納されている


▲交換にかかる時間はわずか3分

ポート内のアームが機体のバッテリーを取り外し、フル充電のバッテリーを装着した後は、自動で離陸しミッション飛行に戻ります。その自動化の高さに驚かれてる印象を受けました。

 

夜間着陸を可能にする着陸方式                                  

当日は快晴でしたが、日が落ちるのが早くなったためAtlas®PROが飛行する時間帯は薄暗くなっていました。


▲夕暮れ時、指定ルートを自動飛行している様子

Atlas®NEST®の場合、内蔵されたGPSで位置情報を確認し、ポートのプラットフォームに設置された赤外線ビーコンをAtlas®PROが捕捉して着陸します。

それにより視界がはっきりとしない時でも正確に着陸することができます。


▲ポートに設置されている赤外線ビーコン


▲赤外線ビーコンをキャッチし、ポート(画面下部)に着陸


▲着陸後のポート内。しっかりと格納されている

AIによる物体検知・自動追尾機能                                  

機能のご紹介は以前しましたが(https://winggate.co.jp/255)、公開デモでは初めてとなるこちらの機能。GCSの左下にある『青い車のマーク』を押すと物体検知を開始。人や車を検知すると赤枠で囲われます。追尾対象をタップすると、赤枠から緑枠に変わり、画面中央に対象が来るように追尾します。

 

施設警備や救助活動等で使用されることを想定し、デモンストレーションでは「人」を検知・追尾しました。

▲Atlas®PROカメラ映像

オペレーターが操作しなくても、Atlas®チームのメンバーが縦横に走る様子をカメラが自動でしっかりと追いかけています。

さらなる安全な飛行を求めて                                  


▲導入を開始したウェザーステーション

今まで以上に安全な飛行を目指し、ウェザーステーションの導入を開始しました。気象台情報と併せて局地的なデータを観測することで、長期的な天候予測や飛行場所の状況に合わせて様々なミッションに対応できるようになります。

将来的にはウェザーステーションの情報とAtlas®NEST®のシステムが連携し、離着陸の判断ができるようになります。

 

革新的なドローンポートが集結し刺激を受けた2日間。まだまだ未知数のドローンポートの可能性を探るべく、これからも尽力して参りたいと思います。

 

 

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