【開催レポート】ドローン自動化デモンストレーションIN KAWACHI
2024年11月28日から29日の2日間にわたり開催された「ドローン自動化デモンストレーション」。昨年度に続き革新的なドローンポートが集結し、それぞれの特徴や強みが存分に発揮されたデモンストレーションとなりました。
3回目の出展となるAtlas®PROとAtlas®NEST®は、自動ミッション飛行や全自動離着陸・バッテリー交換に加え、公開デモ初となる「物体検知・追尾機能」を実演。(記事下、追尾のカメラ映像あり)
さらに今まで以上に安全な飛行を目指しウェザーステーションの導入を開始。デモンストレーションの様子と合わせてご紹介いたします。
バッテリー交換式か充電式か
デモンストレーションでひときわ注目を浴びたのは、24時間運用を可能にするバッテリー交換の様子でした。
▲バッテリー交換を実演
通常はポートが閉まっている状態でバッテリー交換が行われます。デモンストレーションでは皆様にご覧いただくためにポートを開けた状態で行いました。
▲ポート内にはフル充電されたバッテリーが3本格納されている
▲交換にかかる時間はわずか3分
ポート内のアームが機体のバッテリーを取り外し、フル充電のバッテリーを装着した後は、自動で離陸しミッション飛行に戻ります。その自動化の高さに驚かれてる印象を受けました。
夜間着陸を可能にする着陸方式
当日は快晴でしたが、日が落ちるのが早くなったためAtlas®PROが飛行する時間帯は薄暗くなっていました。
▲夕暮れ時、指定ルートを自動飛行している様子
Atlas®NEST®の場合、内蔵されたGPSで位置情報を確認し、ポートのプラットフォームに設置された赤外線ビーコンをAtlas®PROが捕捉して着陸します。
それにより視界がはっきりとしない時でも正確に着陸することができます。
▲ポートに設置されている赤外線ビーコン
▲赤外線ビーコンをキャッチし、ポート(画面下部)に着陸
▲着陸後のポート内。しっかりと格納されている
AIによる物体検知・自動追尾機能
機能のご紹介は以前しましたが(https://winggate.co.jp/255)、公開デモでは初めてとなるこちらの機能。GCSの左下にある『青い車のマーク』を押すと物体検知を開始。人や車を検知すると赤枠で囲われます。追尾対象をタップすると、赤枠から緑枠に変わり、画面中央に対象が来るように追尾します。
施設警備や救助活動等で使用されることを想定し、デモンストレーションでは「人」を検知・追尾しました。
▲Atlas®PROカメラ映像
オペレーターが操作しなくても、Atlas®チームのメンバーが縦横に走る様子をカメラが自動でしっかりと追いかけています。
さらなる安全な飛行を求めて
▲導入を開始したウェザーステーション
今まで以上に安全な飛行を目指し、ウェザーステーションの導入を開始しました。気象台情報と併せて局地的なデータを観測することで、長期的な天候予測や飛行場所の状況に合わせて様々なミッションに対応できるようになります。
将来的にはウェザーステーションの情報とAtlas®NEST®のシステムが連携し、離着陸の判断ができるようになります。
革新的なドローンポートが集結し刺激を受けた2日間。まだまだ未知数のドローンポートの可能性を探るべく、これからも尽力して参りたいと思います。
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