地形を“見える化”して衝突リスクゼロへ――Atlas®の標高マップ機能

山岳地帯や起伏の多い場所でのドローン飛行――。
標準の地図だけでは見えないリスクが潜んでいます。
地面の高低差に気づかないまま飛行し、ヒヤリとした経験はありませんか?

そんな課題を解決するのが、Atlas®PRO専用アプリの標高マップ機能です。
高度情報を”見える化”し、衝突リスクを未然に防ぐ。

これからのドローン運用に欠かせない、新たな安全対策をご紹介します。

 

標高マップ機能                                 

Atlas®PRO専用アプリAtlas® Appは、様々な形式の地図に対応しているため、オペレーターに合わせてカスタマイズできる優れものです。

山岳地帯など地上の起伏の激しい地域では「標高マップ」を活用することでより安全に飛行できます。

標高マップとは、対象エリアの標高(地面の高さ)を示す地図のことです。日本では、国土地理院が提供する「デジタル標高モデル(DEM)」のデータをGeoTIFF形式に変換して、Atlas®のアプリに取り込むことができます。

この標高データをもとに、Atlas® Appでは①対地高度と②海抜高度(MSL)の2種類の高度がウェイポイント(飛行ポイント)ごとに表示されます。

※MSL:Mean Sea Level=平均海水面

上の数字:対地高度 … ドローンの地上からの高さ
下の数字:海抜高度 … ウェイポイントの真下の地面の標高

 

標高マップのメリット                                 

 

  1. 衝突リスクの低減

山岳地帯や起伏の多い地域では、地上の標高が場所によって大きく異なります。

標高マップを利用すると地形に合わせた正確な飛行計画が立てられるので、衝突リスクの低減に役立ちます。

 

  1. 正確な高度設定での飛行

標高マップを使えば本来の地表からの高さを正確に把握できるため、あらかじめ指定した一定の高度でドローンを飛行させることができます。

 

 

(ドローン)との連携                                 

 

経路の高度解析

ウェイポイント間を直線で結び、飛行経路上のすべての標高を自動で解析します。


▲実際のGCS画面
 

■警告通知と表示

飛行計画が最低高度を下回る場合や衝突リスクがある場合は警告で通知します。該当箇所は赤いラインで表示します。


▲実際のGCS画面
 
安全確認が完了するまでミッション不可
問題が解消されるまで、新しいウェイポイント作成や飛行開始はできません。誤操作による危険な飛行を防止します。

 

 

まとめ                                 

 

Atlas®シリーズに標準装備されている「標高マップ」を活用すれば、地形に応じた正確な飛行計画を作成できるようになります。

ドローンとアプリの連携で、高度解析・警告表示・誤操作防止までフルサポート。
これまで把握しにくかった地形のリスクが「見える化」されることで、飛行の精度も安全性も大きく向上します。

ぜひこの機能をご体感ください。