最大40分の長時間飛行を実現!Atlas®新型バッテリー登場

 

ドローンの飛行時間の延長は、現場のオペレーションに直結する長年の課題です。特に点検や測量、警備業務など、広範囲・長時間のミッションでは、バッテリー交換による手間や時間ロスが避けられません。

そうした現場の声に応え、Atlas社から新型高性能バッテリーが登場しました。従来の32分から最大40分へと25%の飛行時間の延長を実現し、広域飛行や長時間ミッションにも対応できる次世代型バッテリーです。

 

Atlas®専用バッテリーの3つのスマート機能                           

Atlas®の新型バッテリーには3つのスマート機能があります。

(1)自動加熱
温度が10℃未満になるとホバリングしながら自動で加熱します。寒冷地や冬場でも安定して稼働できるため、バッテリー残量の急激な低下や動作不良のリスクを減らせます。

(2)スマート充電
0~40℃の環境で充電できます。LEDのインジゲータがバッテリー残量を知らせます。
幅広い環境で安心して充電でき、残量を一目で把握できるので運用計画が立てやすくなります。

(3)スマート放電
7日以上使用しない場合、65%以下まで自動で放電し、バッテリー寿命を保護します。
長期保管や運用間隔が空く場合でも劣化を抑え、常にベストコンディションで使用できます。

 

Atlas®PROのフェイルセーフ機能                           

 

Atlas®PROには様々なフェイルセーフ機能があります。その中でバッテリーが関係するのは、①バッテリー低下RTLと②バッテリー・フェイルセーフRTLの2つです。

(1) バッテリー低下RTL
RTL(Return to Launch)とは、最後に離陸した地点に機体を戻す機能です。

バッテリー低下RTLは、機体が安全に帰還できない程度までバッテリーが消耗したときに作動します。警告のしきい値は、機体の現在の高度と離陸地点からの距離に基づいて自動計算されます。

 

(2) バッテリー・フェイルセーフRTL
バッテリーが臨界レベルに達するとGCS画面に警告が表示されます。現在の高度から降下するのに十分なバッテリー残量がある場合、機体は自動的に着陸します。

バッテリーの運用時間が伸びたことで、余裕を持った運用が可能になりました。さらに、これらのフェイルセーフ機能が搭載されているため、万が一バッテリーが限界に近づいた時も墜落を防ぎ、安全に着陸させられる仕組みが整っています。

 

ドローンポートでの自動交換・充電にも対応                           

Atlas®NEST®は、Atlas®PROの離着陸とバッテリー交換を自動で行う機能を持つドローンポートです。

ポート内には4つのバッテリーが内蔵されています。飛行中に残量が減ったバッテリーは自動で充電。飛行後に機体がポートに格納されると、フル充電されたバッテリーに自動で交換されます。

バッテリー交換から再離陸までにかかる時間はわずか3分。その間、バッテリーを手動で取り外すなどの作業は必要ありません。

新型バッテリーの登場で飛行時間が40分に延長されたため、1回の飛行でより広範囲をカバーできるように。バッテリー交換も自動で行われるため、運用者は現場での監視・判断といった本来の業務に集中できます。

 

▼自動バッテリー交換の様子

 

 

参考:バッテリーの仕様                           

  • Atlas®PRO専用のリチウムイオンバッテリーです。ACアダプタまたはカーチャージャーから充電できます。
  • 充電ケーブルをつなぐと、バッテリーからGCS(コントローラー/地上局)を充電することもできます。

 

いかがだったでしょうか?
Atlas®の新型バッテリーは最大40分の長時間飛行を可能するだけでなく、スマート機能やフェイルセーフ機能も備えています。詳細や導入のご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。