AtlasPROを開発・製造する「Atlas Aerospace社」、訪問レポート第1弾!

5月上旬、AtlasPROを開発・製造するラトビアの「Atlas Aerospace社」を訪問し、情報交換を行いました。その訪問レポート第1弾として、『ラトビアとは?ドローン開発が活発な理由』をお届けいたします!

▼Atlas Aerospace本社前

(写真中央:WINGGATE代表扇氏)

2022年10月にAtlas Aerospace社のトレーニングチームが訪日して以来、実に1年半ぶりの対面での情報交換となりました。

▼Atlas Aerospace製造エリア前

製造エリアには、月に300機以上生産されるAtlasPROのほか、新製品が多数並んでいました。

ラトビアの基本情報                                  


  

 

▼首都リガと街の中心を流れるダウガヴァ川

バルト三国の真ん中に位置するラトビア。

街中にある美しいアールヌーボー建築群やバルト最大の教会リガ大聖堂は道行く人々を魅了します。一方で国土の40%以上が森林に覆われ約4,000もの湖が点在しているこの国では、都市部を離れるとありのままの自然を感じることができます。

ラトビアでドローン開発が活発な理由                          

実はドローン開発が活発なラトビア。AtlasPROの他、長距離・長時間のフライトを得意とする固定翼型無人航空機PenguinCや、最大200kgまで持ち上げられる巨大レスキュードローンなど、ラトビアで開発されたドローンの活躍の幅は多岐に渡ります。

なぜこのように多くのドローンが開発されているのでしょうか。実際に訪問し感じた事をお伝えします。

 

①航空法などの法規制が日本よりも寛大で開発がしやすいから

▼飛行試験の様子

(左側木の近くの赤丸がAltasPRO)

Atlas Aerospace社では、会社の目の前にある敷地で気軽に飛行試験を行っていました。ご覧の通り、人や車もたくさん通る場所です。日本では電波法に定められている「技術基準適合証明」や「無線局開設申請」のほか、航空法で機体登録や飛行について詳細にルール化されていますが、その点ラトビアは寛大な印象を受けました。
(※ラトビアにも法規制はあります。個人的な印象です。)

 

②フライトテストをしやすい広い土地があるから

ラトビアの国土は日本のおよそ6分の1の大きさにあたりますが、その98%が標高200m以下の平坦な地形であり、「山」や「丘」がなくどこまでも平らな地形が続いています。ラトビアの人々はフラット(平ら)なラトビアを「Flatvia」と揶揄するほどです。

 

③スタートアップを歓迎する土壌があるから

ラトビアに限らず、旧ソ連構成国出身の人々はソ連崩壊に伴って企業や団体が一瞬でなくなるのを目の当たりにした経験があります。古い概念にとらわれず新しいものを一から作ることに慣れているため、スタートアップ企業も歓迎される土壌があるように感じられます。

 

④語学に堪能な人が多く、ヨーロッパ中から優秀な人材を確保できるから

実際にAtlas Aerospace社に一歩踏み入れると、英語やロシア語といった母国語以外の言語が飛び交っていました。

 

ドローン開発が盛んとなる風土を兼ね備えていたといえるラトビア。次回、第二弾レポートでは、このような環境が生み出すラトビア製ドローンの安全性についてお届けいたします!

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